研究課題/領域番号 |
06454624
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政学
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研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
並木 和子 椙山女学園大学, 生活科学部, 教授 (90065011)
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研究分担者 |
山田 隆康 慶応大学, 伊勢慶応病院・内科, 講師 (10166712)
飯塚 佳恵 椙山女学園大学, 生活科学部, 助手 (50257573)
山中 みどり 椙山女学園大学, 生活科学部, 助手 (60139962)
山下 かなへ 椙山女学園大学, 生活科学部, 教授 (40080113)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 動脈硬化症 / 血栓症 / 不飽和脂肪酸n-6 / n-3 / 血漿 V.E. / 漁村と農村の食事 / オレイン酸 / 循環器疾患 / 血漿脂肪酸 / 血漿トコフェロール / 動脈硬化指数 / 食事と血液流動性 / 魚食と血漿脂肪酸 / 魚食と動脈硬化 / 魚食と頚動脈エコー / 魚食と大動脈脈波速度 / 魚食と頸動脈エコー / 血小板凝集能 / 血漿脂質中の脂肪酸組成 / 血液の流動性 / 血液中の活性酸素 / 血漿中のトコフェロール / 頚動脈エコーIMT / 大動脈脈波速度PWV / 血液マイクロレオロジー測定装置 |
研究概要 |
近年,癌、心疾患、脳血管疾患などの一次予防としての食生活が注目され、これらの科学的な関連の解明が必至となっているかず、この分野は食品、栄養、医学の境界領域にあるため総合的な研究が少ない。本研究では、食品化学、栄養化学及び循環器系医師との協力のもとに、食環境が顕著に異なると考えられる漁村(離島)283名と、農山村住民197名を対象として食事および生活調査を行い、同時に血漿脂肪酸分析、ビタミンE分析、血小板凝集能、などを調べ、血漿中の脂肪酸組成、抗酸化ビタミンE量と動脈硬化進展との関連性を中心に検討した。 調査他の漁村と農村地区の循環器系疾患有病率の調査結果において、漁村が農村地区より低値を示し、漁村地区が農村に比べ動脈硬化傾向の遅れを示すものと判断された。この要因を漁村地区の人達の食生活調査及び血漿中の脂肪酸分析の結果から検討を行った。その結果、漁村地区は魚摂取の多い食事傾向を反映してn-3系不飽和脂肪酸類(EPA,DHA)が多く、また穀類の多量摂取傾向を反映してn-6系のリノール酸が血漿中に顕著に多く、その代謝産物であるアラキドン酸の多いことが認められた。しかし、近年摂取が推奨されている1価不飽和脂肪酸のオレイン酸は農村と比べ少ない傾向を示した。また、このように漁村地区住民の血漿脂質中には多価不飽和脂肪酸が農村と比べ顕著に多かったが、血漿中のビタミンEは正常範囲にあり、抗酸化ビタミンEの欠乏はなく、動物試験の結果に見られるような多価不飽和脂肪酸の大量投与によるE欠及びその結果としての動脈硬化傾向はないものと考えられた。
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