研究課題/領域番号 |
06551003
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
宇田川 拓雄 北海道教育大学, 教育学部・函館校, 教授 (30142764)
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研究分担者 |
栗田 真樹 吉備国際大学, 社会学部, 講師 (10258262)
森谷 健 群馬大学, 社会情報学部, 講師 (10230161)
真鍋 一史 関西学院大学, 社会学部, 教授 (90098385)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 社会調査 / 社会学教育 / ハイパーテキスト / データ解析 / マルチメディア / 大学改革 / 教授法 / 社会調査データ / 大学評価 |
研究概要 |
本研究の目的は社会学(社会調査)教育をより効果的に行う方法を研究することである。最終的な目的は、教員が良い授業を行うのを支援するシステム(仕組み)を作ることである。 全国で大学改革が進行する中、大学での授業に問題があることは近ごろ特に多く指摘される。受講生数が多すぎる、人手が足りない、学生に勉強する気が無い、などもその原因であろうが、教員にとって最大の問題は、大学教育が伝統主義、前例主義、あるいは惰性に支配され、教育の合理化、計画化が進んでいないことであろう。そのような雰囲気の中では、単に「よい教材」を開発するだけでは不十分である。 我々は、授業の目的、方法、教材の役割、教授法、シラバスなどの意味を、教員の役割と学生の勉学という観点から考察した。そして、授業を「一定の目的を達成するために合理的に計画するプロジェクト」ととらえ、合理的な授業計画とそこで用いるハイパーテキスト教材を作成することにした。 我々の考えはつぎのようなものである。 1.授業の構成を、(1)マスタープラン(カリキュラムに基づいた教員自身の授業全体の計画)、(2)シラバス(学生に提示する授業の全体計画)(3)ティーチングプラン(個々の授業指導計画)の3つからなるものと考え、それぞれについて合理的な実行計画を作成する。 2.具体的には、社会調査教育を念頭に、授業の行い方、学生への対応や成績の評価の方法などにまで踏み込んだ授業プランを設計する。 3.学生用教科書(印刷物)と教師用の教材(指導マニュアルと補助教材)は別々に作成し、教師用教材はマルチメディアを利用したハイパーテキスト型ソフトとするのが最も効果的である。 以上の研究成果を「平成8年度科学研究費補助金研究成果報告書(社会調査データを教育に利用するためのハイパーテキストの開発)」に公表した。
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