研究課題/領域番号 |
06555075
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
電力工学・電気機器工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
豊田 淳一 東北大学, 工学部, 教授 (70054319)
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研究分担者 |
遠藤 為治郎 通研電気工業(株), 部長(研究職)
内藤 文信 東北大学, 工学部, 助手 (00005357)
斎藤 浩海 (斉藤 浩海) 東北大学, 工学部, 助教授 (10202079)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1994年度: 10,400千円 (直接経費: 10,400千円)
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キーワード | 電力システム / 異常監視 / 超非線形現象 / 電力ゆらぎ / 多重解像度 / 並列演算 / GUI / ゆらぎ / カオス・フラクタル |
研究概要 |
本研究では、電力システムにおける不連続な構造変化に伴う超非線形現象、特にカオスやフラクタルなどに類似した現象を発見し、それを電力システムの異常監視に利用することを目的として、有効電力、無効電力、電圧、電流のゆらぎとひずみ波形から超非線形現象を種々のスケールで検出する多重解像度分析装置の開発を行った。 本研究の主要な成果は以下のとおりである。 (1)ゆらぎ・ひずみ多重解像度分析装置のプロトタイプの構築: デジタル信号処理専用プロセッサ(DSP)4台を使用してゆらぎ・ひずみ多重解像度分析装置のプロトタイプを試作し、リアルタイムで使用可能なゆらぎ監視機能を確認した。 (2)システムパラメータ同定法の開発: 電力ゆらぎから系統の動態安定度を判別するシステムパラメータの同定法を開発し、さらに非線形な動特性を考慮し、システムパラメータの判別精度の向上を図った。 (3)模擬送電設備による総合評価: 東北電力株式会社所有の模擬送電設備を利用して、電力ゆらぎの多重解像度分析装置の総合試験を行い、発電機出力増加に伴い系統の動揺抑制能力が低下することを開発したプロトタイプで検出できることを確認した。合わせて試験結果について電力会社の実務者、専門家との討論を行った。 (4)GPSによる多地点での電力ゆらぎ同期検出データの分析: GPSにより多地点で同期計測した電力ゆらぎ・ひずみデータの可視化に有効なマン・マシンインターフェースについて基礎的検討を行った。
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