研究分担者 |
ヨカノビッチ ドゥシャン 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (30282007)
郷 健太郎 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (50282009)
布川 博士 宮城教育大学, 理科教育研究施設, 助教授 (00208274)
小野 良司 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (10271991)
チャクラボルティ ゴータ 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (50250840)
李 殷碩 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (20261571)
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配分額 *注記 |
10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1994年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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研究概要 |
本研究では、人間の協同作業を支援するソフトウェアシステム(CSCW,グループウェア)を,状況依存型のエージェントを用いて計算モデル化及び実装することを目的とし,以下のような研究実績を得た. (1)人間の協同作業の計算モデル化.ここでは人間の協同作業を,状況依存型のマルチエージェントシステムを用いて表現し,これを計算モデルとして形式化した.特に,コミュニケーションの状況依存性を有するエージェントを分散環境記述言語DeLisを利用して実現し,これをもとに状況依存型エージェントのマルチフェース性を明かにし,形式化を行った. (2)協調作業空間の構築.ここでは(1)の計算モデルをコンピュータネットワーク上に実装し,人間の協調作業を支援する環境のための基盤を構築した.具体的には,マルチフェース性を持つ状況依存型エージェントをDeLisのアプリケーションとして実装し,これを用いて複数の状況依存型エージェントからなる機能群を構築し,状況依存型エージェント空間上に複数のアプリケーション(高機能グループウェア)を作成した. (3)種々のアプリケーションの実装.ここでは(2)で構築した協調作業空間上に種々の作業支援ツールを構築した.さらに,(1)と(2)の個別的な評価と,実装されたアプリケーションの利用を通した総合的な評価を行った.
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