研究課題/領域番号 |
06555106
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
佐藤 誠 東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授 (50114872)
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研究分担者 |
林 洋一 株式会社オプトン, EOIS研究所, 研究員
高松 亮 東京工業大学, 精密工学研究所, 助手 (20216782)
河原田 弘 東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (00016776)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
7,700千円 (直接経費: 7,700千円)
1995年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1994年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | 仮想操作環境 / 人工現実感 / 形状設計 / CAD / コンピュータグラフィックス / バーチャルリアリティ / 3次元モデル / 力覚ディスプレイ |
研究概要 |
仮想操作環境を利用した創造的形状設計においては、まず設計者・デザイナ-が思い浮かべた形状設計のイメージをあたかも実世界における粘土の作業や積木の作業のように、容易に3次元モデルとして構築できなければならない。さらに、仮想操作環境での直接操作が形状モデルに対して自由に行なうことができると、形状の変形・加工・修正といった操作がきわめて容易かつ自然に行なうことができる。 このような仮想操作環境を実現するためのインタフェース装置として、研究代表者がすでに提案している空間インタフェース装置SPIDARを用いることにした。この装置は、操作者の指先を4本の糸で吊ることにより操作者の作業意図を計算機に入力するとともに、作業中の形状モデルからの触覚・力覚を指先にフィードバックすることができる. 本研究では、このような3次元形状測定機と仮想操作環境による形状変形加工機能、さらに近年急速に実用化されつつある3次元形状加工機等を有機的に統合した形状設計システムの開発のための技術的課題を解決することを目的とした。 本研究により得られた研究成果は以下の通りである. 1.仮想環境における3次元自由形状の直接操作を実現するための空間インタフェース装置SPIDARの基本性能の向上を計り、操作性の評価を明らかにしたこと。 2.仮想環境における3次元自由形状の加工・設計のための両手協調作業を実現する新しいインタフェース装置の提案とその開発を行なったこと。 3.互いに遠隔地にいる設計者やデザイナ-同志があたかも同一の作業環境にいるような形で設計作業のできる遠隔仮想環境のシステム構成を提案し、そのシステム開発を行なったこと。 4.3次元形状測定機により測定した自由形状の測定データ群から、仮想環境での加工・設計作業に適した自由形状モデルを半自動的に生成する方法とアルゴリズムを開発したこと。
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