研究課題/領域番号 |
06555115
|
研究種目 |
試験研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計測・制御工学
|
研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
赤塚 孝雄 山形大学, 工学部, 教授 (80091875)
|
研究分担者 |
笠原 照明 アステック株式会社, 研究開発部長
武田 徹 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (10197311)
湯浅 哲也 山形大学, 工学部, 助手 (30240146)
田村 安孝 山形大学, 工学部, 助教授 (40171904)
平中 幸雄 山形大学, 工学部, 助教授 (40134465)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
8,100千円 (直接経費: 8,100千円)
1995年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1994年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
|
キーワード | 心機能 / 時空間情報処理 / 携帯型モニタ / 3次元動画像 / RIモニタ / 動画像評価 / 長時間監視 / 画像計測 / Rlモニタ |
研究概要 |
心臓の機能の評価を具体的な対象として、ある点の連続時間計測とこれを含む空間情報の間欠的なデータを総合することで、時空間機能評価を実現するシステムを構築することを目標として進めた。このため、心機能モニタ装置及び、新たな撮像装置の開発と、時系列画像として得られた画像データより対象の生理的機能を評価する手法に関する研究を行った。 心機能モニタ装置として、放射性薬剤を用いた心室容積の時間的変化から心拍出量を連続的に計測するシステムを試作した。薬剤から放射される放射線のエネルギー分解計測と、その時間的変化の連続計測を行う装置の開発を進め、基本的な動作の確認と可搬型システムのプロトタイプの製作を完了した。その際、計測系の動作と観測データの解析方法を検討するための放射線量と心室容積の関係についての計算機シミュレーションを行い、心機能モニタとして使用するための設計指標を得ることが出来た。実際の臨床的な評価実験も近日中に行うことになっている。 一方、他の新しい撮像システムとして、ESR-CTシステム及び放射光利用の各種CTシステムの開発、その画像化アルゴリズムについての検討を行い、その獲得情報の確立に努めるとともに、それら情報を用いた3次元動態解析の実施に備えている。具体的には、各種診断装置より得られる時系列画像を用いた、心臓の3次元形状と動きの検出や異なった獲得情報の統合表示などのアルゴリズムの開発を進めた。これらの知見を試作モニター装置より得られるデータに直接活かす高度な利用手法がこれからの課題となる。
|