研究課題/領域番号 |
06555132
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
構造工学・地震工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
三木 干寿 (三木 千寿) 東京工業大学, 工学部, 教授 (20016645)
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研究分担者 |
深沢 誠 (株)横河ブリッジ, 研究所, 所長(研究職)
舘石 和雄 東京工業大学, 工学部, 助教授 (80227107)
廣瀬 壮一 岡山大学, 環境理工学部, 助教授 (00156712)
池田 清宏 東北大学, 工学部, 教授 (50168126)
北原 道弘 東海大学, 海洋学部, 教授 (60135522)
町田 文孝 川田工業(株), 技術本部, 主任研究員
加藤 昌彦 (株)橋梁研査センター, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1995年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1994年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
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キーワード | 超音波探傷 / 高精度定量化 / 超音波伝播波動 / 数値シミュレーション / 波形処理 / 画像化 / 超音波探傷検査 / ディコンボリューション処理 / 最大エントロピー法 / 時間分解能 / 可視化 / 超音波伝播挙動 / 信号処理 / 画像化処理 / 端部エコー / 欠陥先端 / 溶接欠陥 / 疲労き裂 |
研究概要 |
超音波探傷検査の高精度定量化を目的として、本研究では様々な側面から検討を行い、多くの成果を得ることができた。先ず、第1章では、土木分野におく超音波利用技術に関する最近の話題について整理し、超音波探傷検査の高精度定量化のための問題点を明確にした。続いて、第2章では、超音波伝播挙動をFEMによる数値シミュレーションにより検討した。ここでは超音波伝播を弾性波の伝播としてとらえている。これは、欠陥からの反射エコーの生じる機構を調べるだけでなく、反射エコーがどのような方向に強く反射されるかを知ることにより、探触子位置などの検討を行うことを目的とした。第3章では、反射エコー受信後の波形解析をどのように効率的に行うかについて注目し、ディコンボリューション処理などの波形処理により、超音波探傷の分解能向上を試みた。また、1点1方向の探傷だけでなく、開口合成により、より探傷データを増やすことによる探傷の高精度化も試みている。更に同章では、超音波トモグラフィーを用いた画像化手法についても検討し、超音波探傷による欠陥検出の精度の検討を行った。第4章では、超音波探傷検査の実際の適用に関する研究として、界面き裂への適用についての検討を、数値シミュレーション、及び実験により検討している。最後に第5章では、超音波探傷の最近の話題の一つである自動超音波を中心に、鋼橋における非破壊検査について、その問題点などを論じた。
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