研究課題/領域番号 |
06555149
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
水工水理学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
道上 正規 鳥取大学, 工学部, 教授 (10027245)
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研究分担者 |
鈴木 幸一 愛媛大学, 工学部, 教授 (70026285)
檜谷 治 (桧谷 治) 鳥取大学, 工学部, 助教授 (00165127)
藤田 正治 京都大学, 農学部, 助教授 (60181369)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 河川 / 河床波 / 局所洗掘 / 現地観測 / 洪水時 / RCボ-ト / 実河川 / 洪水 / 観測 |
研究概要 |
洪水時の河床波の測定は従来測定器具がなかったため、ほとんどなされていない。そこで、本研究では、ラジオコントロール(RC)の付いたボ-トに、精密音響測深機を搭載して、無人で河川の河床波を測定しようとするシステムを開発しようとするものである。精密音響測深機、ボ-ト、データ集録装置及び位置決めのトータルステーションは市販の装置を使用するものであるが、これらをシステムとして利用するには、洪水時の観測によって河床波及び局所洗掘のデータを集積し、操船技術や精度の評価を実施する必要がある。 まず、初年度は、それぞれの購入機器を河床波計測システムとして活用できるように調整し、千代川において河床形状等の測定を行ったが、平水時(低流速時)では測定位置および測定地点の河床高を十分な精度で測定することが可能であることが分かった。2年度は、洪水時に観測できるようにボ-トを改造するとともに、高速時での計測精度あるいは悪天候時の観測システムの問題点等を検討した。 最終年度である本年度は、測定結果に及ぼす河床の粒径および河床勾配等の影響を検討するとともに、実河川での観測結果から測定精度を向上させるための観測方法、測定されたデータのノイズ等の処理方法について検討を行った。最終的には、観測からデータ処理までの河床波計測システムを完成させることができたが、千代川等において本年度比較的大きな出水に恵まれなかったため、洪水時のデータを得ることはできなかった。
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