研究課題/領域番号 |
06555274
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機工業化学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
石川 満夫 広島大学, 工学部, 教授 (20025985)
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研究分担者 |
大下 浄治 広島大学, 工学部, 助手 (90201376)
九内 淳堯 (九内 淳尭) 広島大学, 工学部, 助教授 (90029190)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 感光性ポリマー / 有機ケイ素ポリマー / 導電性ポリマー / 架橋ポリマー / 光反応性ポリマー |
研究概要 |
1ポリ[(ジシラニレン)オリゴフェニレン]、ポリ[(ジシラニレン)オリゴチエニレン]の合成と性質 ポリ[(ジシラニレン)オリゴフェニレン]およびポリ[(ジシラニレン)オリゴフェニレン]を合成し、光反応性、導電性、耐熱性の評価を行った。興味深いことに、ポリマー主鎖中の連続するフェニレン、チエニレンの数を増やしてπ-電子系を長くしていくと光反応性が低下することが見いだされた。これらの実験結果はモデル化合物の分子軌道計算の結果と良く一致しており、ポリマーの最高被占軌道と最低空軌道はσタイプのものからπタイプへと変化しているためであるということが明らかとなった 2ヘテロ原子を有するポリマーの合成 ポリマー骨格にピリジン環を導入することに成功し、得られたポリマーの光反応性、導電性の評価をおこなった。 3架橋型有機ケイ素ポリマーの合成 ジエチニレンを主鎖に有するポリマーを合成し、それらを位置特異的ヒドロシリル化によって2次元化した架橋型ポリマーに変換することに成功した。本反応は構造を高度に制御した2次元型有機ケイ素ポリマーの数少ない例の一つである。また、架橋型ポリシランのモデルとして分岐状オリゴシランを合成し、光反応性を検討した。 4その他のポリマー合成とそれらの性質 環状化合物の開環重合によるシロール環骨格を含むポリマーの合成、H-Si結合を有する反応性有機ケイ素ポリマーの合成、オレフィン結合とケイ素-ケイ素結合の繰り返しを有するポリマーの合成、電気化学反応による有機ケイ素ポリマーの合成を行い、その結果得られたポリマーの光反応性、耐熱性、導電性を評価した。
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