研究課題/領域番号 |
06555297
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
船舶工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松村 清重 大阪大学, 工学部, 助教授 (10135668)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 数式処理システム / 解析支援システム / muMATH / muSIMP / LISP / アルゴリズム / 数式処理 / Pade近似 / LISP言語 / 境界層方程式 |
研究概要 |
船舶流体力学における解析的手法は、特異点近傍の様子、流場の全体的挙動、支配パラメターの依存性などを知る上で、大きな威力を持っている。しかし、難解、単純ミスの繰り返し等、嫌気を誘う面もある。大学教育段階で学生がこのようなマイナス・イメージを固定した場合、個人的能力が十分引き出されないまま、研究者、技術者として育って行くことになり、社会的損失も大きい。本研究は、このような状況を打開するため、船舶流体力学専用のパーソナル数式処理システムを開発し、コンピュータ支援による解析的手法の発展、人材育成を目指したものである。 システム作成に当たっては、muLISP87をホスト言語とし、ハワイ大学で開発された小さな汎用数式処理システムmuMATH83のソースファイルを生かした数式処理システムの機能強化を行った。以下に付加した機能を列記する。 1.muSIMP言語の拡張:FOR〜NEXT構文、2次元肩付き出力等。 2.Window Managerを利用したグラフ/テキスト混在の簡易入出力システムの作成。 3.常微分方程式の解法ルーチンの整備:定係数1階連立ならびに高階常微分方程式、オイラー型、リーマン・福原の超幾何関数への帰着機能等の付加。簡単な関数のフーリエ変換、ラプラス変換機能の付加。 4.関数の展開、縮約機能の整備:テーラー展開の整備、漸近展開、パデ近似展開、ルジャンドル展開等の付加。多変数多項式の因数分解、部分分数分解の付加。 5.微積分機能の強化:公式集に記載程度の機能の網羅。 6.数値計算機能の付加:数値演算プロセサ-の利用、特殊関数の任意長精度複素演算。 7.グラフィックス機能の付加:2次元、3次元平行投影、等高線描画機能、複素平面へのグラフ出力、ページ・プリンタ用グラフ清書出力、マウス描画等。
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