研究課題/領域番号 |
06555299
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
船舶工学
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研究機関 | 神戸商船大学 |
研究代表者 |
原 潔 神戸商船大学, 商船学部, 教授 (20031445)
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研究分担者 |
中村 伸也 (株)郵船海洋科学, 海洋事業部, 副部長
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 衝突防止 / 避航操船 / 航行シミュレーション / 安全性 / エコスパートシステム / エキスパートシステム / 海上交通 |
研究概要 |
本研究では衝突・乗揚げ防止対策の一つの考え方として航行状況の判断について操船者が共有できるきる判断基準を作成して海域全体の衝突・乗揚げ防止システムとして汎用的ものにしていくことを目指している。 このため、衝突・乗揚げ防止に関する操船者の知識ベースの作成するために操船シミュレータを用いた体系的な実験を実施し、地形的な制約のない状況での船舶間の出会い状況下における操船者の主観的な危険度感覚を主観的危険度をファジ-モデルで定量化した。さらに陸岸に対する危険度感覚を獲得するための操船シミュレータ実験を行い、操船者の陸岸に対する危険度感覚を避航操船モデルの推論部と知識ベース加えて、狭水道航行モデルを作成した。そして、本モデルを用いて航行する船舶間および海上管制システムで達成しようとする危険度レベルを操船基準として共有することの有効性をシミュレーションによって検証した。 さらに、与えら得た地形的条件下でコースライン選定を行うアルゴリズムを開発した。作成したモデルは実海域におけるコースライン選定と比較して、その妥当性を検証した。本モデルを用いて大型海洋工事のコースライン選定への影響など航行環境の変化の評価手法としても有効であることを示した。 このように本研究では船舶間の衝突を防止するために、地形的制約がある場合にも避航操船を支援できる操船基準を提案すると共に、コースライン(基準航路)設定を標準化することによって衝突・乗揚げを回避する方法を提案した。
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