研究課題/領域番号 |
06556025
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
林学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
下川 悦郎 鹿児島大学, 農学部, 教授 (60041670)
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研究分担者 |
吉田 茂二郎 九州大学, 農学部, 助教授 (80128462)
石黒 悦爾 鹿児島大学, 農学部, 助教授 (00041658)
地頭薗 隆 鹿児島大学, 農学部, 助教授 (50145455)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1994年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | しらす地帯 / 斜面災害 / ハザードマップ / ソフト対策 / 周期性 / 画像解析 / 衛生データ / 植生 / 衛星データ |
研究概要 |
本研究は、斜面崩壊の周期性と土層生成、崩壊発生場の予測に関する研究に基礎をおき、それを応用してしらす地域における斜面災害の実用的ハザードマツプを開発することを目的としている。得られた成果は以下のように要約される。 1.GPSで骨組測量、トータルステーションで細部測量を実施し、しらす斜面の大縮尺の地形図を作成した。さらに、試験地の崩壊跡地分布図、表層土厚分布図、植生分布図の各図面を作成した。 2.しらす斜面では、年齢が少なくとも50〜60年以下の、表層土の発達が未了で免疫性を持つ崩壊跡地の森林植生と、厚い表層土を持ち免疫性を消失した古い崩壊跡地の森林植生の間には、植生の侵入種の構成において差異が認めらる。 3.大縮尺のリアルカラー空中写真を用いて画像解析を行った結果、比較的新しい崩壊跡地と古い崩壊跡地の違いが植生を通して判別できた。しかし、衛生画像(ランドサットTM画像)では解像度が小さく、その判別は難しいようである。 4.空中写真と大縮尺の地形図を用いて、鹿児島市全域のしらす斜面を対象に微地形分類を行い、危険斜面を抽出した。この分布図と1993年および1986年の豪雨により発生した表層崩壊位置を重ねた結果、非常によく対応していた。
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