研究課題/領域番号 |
06557022
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
滝口 雅文 東京大学, 医科学研究所, 助手 (00183450)
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研究分担者 |
三輪 清志 味の素中央研究所, 応用研究所, 室長
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
10,700千円 (直接経費: 10,700千円)
1995年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1994年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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キーワード | ワクチン / CTL / T細胞エピトープ / HLAクラスI / ペプチド / リバース・イムノジェネテックス / HLAクラス工抗原 / 細胞障害性T細胞 / HLAクラス工抗原結合ペプチド / 抗原提示 / リバースイムノジェネテックス法 / HLAクラスI抗原 / HLAクラスI抗原結合ペプチド |
研究概要 |
リバース・イムノジェネティックス法を用いてHLA-B^*3501抗原によって提示される10種類のHIV-1 CTLエピトープを明らかにした。またこれらのエピトープを認識するCTLクローンを作製し、CTLエピトープの同定を試みた。10種類のHIV-1エピトープ(pol蛋白:6種類、nef蛋白:2種類、env蛋白:2種類)のうち1種類のpol蛋白上のエピトープを除く9種類のエピトープに対してCTLクローンを作製することができた。これらのCTLクローンは、ペプチド結合させた標的細胞だけでなく、対応するHIV-1蛋白遺伝子を組み込んだワクチニアウイルスを感染させた細胞を特異的に障害した。またすべてのCTLクローンは、0.1nMから10nMのペプチド濃度で50%以上の細胞障害活性を示した。このことよりこの9つのペプチドはCTLのエピトープとして認識されていることが明らかになった。これらの研究からリバース・イムノジェネティックス法はHIV-1のCTLエピトープの同定にきわめて有効であると考えられた。 さらにHLA-B^*5101とHLA-A^*2402分子によって提示されるCTLエピトープを同定するために、これらのHLAクラスI分子に結合するHIV-1およびHCV蛋白由来のそれぞれ303種類、172種類の8-merから11-merまでのペプチドを合成し、結合するペプチドを調べた。HLA-B^*5101に結合する50種類のペプチドとHLA-A^*2402分子に結合する131種類のペプチドを同定した。これらの結合ペプチドを用いてCTLエピトープの同定を現在試みている。
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