研究課題/領域番号 |
06557038
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
鬼頭 昭三 放送大学, 教養学部, 教授 (00010140)
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研究分担者 |
渡邊 康裕 (渡辺 康弘) 防衛医科大学校, 教授 (90127324)
仙波 純一 放送大学, 教養学部, 助教授 (30183429)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
16,800千円 (直接経費: 16,800千円)
1996年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1995年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1994年度: 10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
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キーワード | glutamate / 白金黒sensor / 過酸化水素 / sensor output / アスコルビン酸 / Ptチューブ / glutamate oxidase / glutamine / glutamine oxidase / ptチューブ / カイニン酸 / glucocorticoid / nicotine / dexamethasone / in situ hybridization / in vivo microdialysis / estrogen / Ca^<2+> |
研究概要 |
本研究では、バイオセンサーとして従来用いられている黒鉛電極に替えて、白金黒を用いた特殊なglutamate sensorを考案することにより、リアルタイムで中枢神経系のglutamate放出状況を、実験動物とon lineで定量的に観察することを目的としている。 白金黒を用いたglutamate sensorを試作し、備品として購入したBAS100B/Wワークステーション、および電流測定の感度を上げるためのローカレントモジュールを用いて、試作したsensorについて生体外で基礎データを検討し、sensor outputとglutamateの濃度との間の直線的な検量線が得られるよう実験を繰り返してきた。そして白金黒sensorにより発生した過酸化水素を電気化学的に酸化反応させ、酸化電流としてモニターすることによる実験の結果、生体外でsensor outputとglutamate濃度との間に直線的検量線を獲得した。 in vivoの実験については電気化学的に脳組織の細胞外に存在するアスコルビン酸の干渉が強いので電気化学的にこれを除去する方法を検討した。 白金黒の代わりにオスニウムポリス-を印加したcarbon bulkをセンサーとして用いる方法をも検討した。この方法では酸化電位を0にできるのでカテコールアミンやアスコルビン酸による干渉が少ない。 次の段階で、in vivoでin vitroの場合と異なって、グルタミン酸とcontaminateしているグルタミンを除去することは困難であるため、使用するglutamate oxidaseがグルタミン酸に対して高度に特異的であることが必要であることがわかった。 そこで、グルタミン酸に高度に特異的な酵素について、その精製を行っている。その精製の完成により、当初の研究目的を最終的に達成できることになる。
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