研究課題/領域番号 |
06557076
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鈴木 一郎 東京大学, 医学部(病), 講師 (30162928)
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研究分担者 |
鎗田 勝 日本光電富岡株式会社, 第一技術部, 部長
杉下 守弘 東京大学, 医学部(医), 教授 (10114513)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
1995年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1994年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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キーワード | 大脳皮質 / 皮質電気刺激 / 大脳機能局在 / 運動野 |
研究概要 |
術中の運動野直接刺激による筋電図閾値電流の皮質分布について、「直線上に配列していない複数の大脳皮質部位を電気刺激した時、ある特定の筋の誘発筋電図反応の閾値電流強度が直線上にない最低6箇所の部位で計測出来れば、たとえこれらの刺激部位が運動野ではなくても、その筋を支配している運動野の中心点を数理計算で正確に推定出来る。」という事実を見いだした。 この事実に基づいて、全身麻酔下の開頭術中に大脳皮質の電気刺激による筋電図反応の閾値電流の強度分布から機能局在を正確に同定するためのシステムを実用化するために本研究を行った。 本研究では、システムの実用化のために刺激系の自動制御、データ取り込みシステム、データ解析、結果のディスプレイなどに関する技術的な研究、個々のサブシステムを統合するためのソフトウェアの開発、ならびに試作器を用いた基礎的動物実験などを行った。その際の主な問題点は、電流閾値を取り込む操作を半導体マトリックススイッチ等を用いて自動化し短時間かつ正確に閾値データをコンピューターに取り込むシステムを開発すること、ならびにその結果から術野内の閾値の近似放物曲面を算出し、さらにその最小閾値電流強度の部位をディスプレイに表示させるためのシステムの開発することなどであった。 このシステムが開発された段階で、試作器を用いて臨床検討を開始した。その結果、直線上にない6点以上の皮質部位である特定の筋の筋電図反応を誘発させる閾値電流強度が決定されれば、その筋を支配している運動野の中心点を数理計算で正確に推定出来ることを確認した。 今後、このシステムを生理学的情報と術野の画像情報とを組み合わせたものに改良していく方針である。
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