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新しい歯の再植および移植法の開発に関する研究とその臨床応用

研究課題

研究課題/領域番号 06557109
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

高橋 雄三  東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (50014329)

研究分担者 依田 哲也  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (60242210)
石井 正俊  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (70212826)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 9,700千円 (直接経費: 9,700千円)
キーワード歯の再植 / 歯の移植 / デジタルサブトラクション法 / 外傷歯
研究概要

当科の外傷歯の臨床的データーの解析を行った。さらに外傷による脱落歯の臨床的観察を行い、特に脱落歯の再植を行った症例を詳細に分析して生着の条件を検索した。その結果、脱落歯の保存方法、再植までの時間、固定方法が予後に影響する傾向があり、より早い時期に、乾燥などを防止し、穏やかに固定することが大切であった。歯の再植術、移植術において歯根膜の損傷を防止することが重要であると考えた。この外傷歯の再植の経験を基礎に歯の移植の研究を積極的に展開した。
移植の臨床術式の検討を行った。切削ドリル、トレファン・バ-等を開発、自家骨移植、GTR法を採用し積極的に移植歯周囲の骨造成を図った。固定法は軽い咀嚼圧がかかるようにする材料を検討した。47症例に対して歯の移植を行った。この臨床経験から、歯の移植術の実際を、1.外傷歯の再植、2.外科的挺出、3.意図的再植、4.抜歯窩への即時移植、5.無歯顎堤部への移植、6.摘出嚢胞腔部位への即時移植に分類した。移植歯の予後であるが、脱落歯の再植で経験されたような急激な歯根吸収は経験しなかった。3本の移植歯の脱落をみた。原因は歯周病歯の深い移植による術直後の上皮付着の喪失であった。大きな摘出嚢胞腔部位への即時移植を行い埋伏歯等の保存のに挑戦した。歯の生着、嚢胞の再発の問題など今後の課題としたい。今後、これら歯の組織また歯肉や歯槽骨などの周囲組織の治癒の研究が必要とされるであろう。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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