研究課題/領域番号 |
06557127
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
堀越 正美 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (70242089)
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研究分担者 |
山本 融 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助手 (10251480)
橋田 亮一 エーザイ株式会社, 筑波研究所, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
1995年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1994年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
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キーワード | 転写調節 / 転写因子 / DNA-転写因子相互作用 / 転写因子間相互作用 / 医薬品開発 / 転写調節因子 / コファクター / two-hybrid法 / TATAボックス結合因子 / TFIID / TFIIB / TBP / CTD / 転写基本因子 |
研究概要 |
転写調節反応は、DNA-転写因子、転写因子-転写因子間相互作用の様々な特異性のある相互作用の組み合わせ、集積によって行われている。しかも転写反応は各遺伝子の発現量を調節するため、その調節が崩れる際には病気になることも考えられ、いわゆる医薬品開発のための新しい領域になり得ることが考えられる。そこで本申請研究では、転写調節系を利用した医薬品開発の基礎的条件の確立を目指して簡便な検定法の開発や医薬品開発の標的となり得るような転写因子群の単離を試みることにした。 1)医薬品開発に関わる新しい転写因子群の単離 転写因子-転写因子間相互作用やDNA-転写因子間相互作用に関わる今までに見出されていない補助因子(コファクター)を単離する目的で、報告者が既に単離した様々な転写因子群をプローブとしてtwo-hybrid法によるスクリーニングを行った。その結果、様々なプローブと相互作用する因子が多数単離されたが、その中には肉腫遺伝子としての候補として考えられている因子や自己免疫疾患に関わる核内因子などが単離でき、この方法が医薬品開発の標的因子の単離に有効になり得ることが明らかとなった。 2)医薬品開発スクリーニング系の構築 上に示したtwo-hybridスクリーニング系は転写因子-転写因子間相互作用を検索することができるので、医薬品阻害活性をみる上での有効な系となりうる。また、転写調節因子による転写活性化・不活性化反応系やDNA-転写因子間相互作用を有効に利用した医薬品開発に適する検索系も研究開発中である。
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