研究課題/領域番号 |
06557148
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大江 和彦 東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (40221121)
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研究分担者 |
小山 照夫 学術情報センター, 研究開発部, 教授 (80124410)
小島 通代 東京大学, 医学部, 教授 (30114276)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1994年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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キーワード | 看護情報システム / 病院情報システム / 電子カルテ / SGML / 携帯端末 / 携帯型端末 / 標準看護計画 / 電子温度板 |
研究概要 |
1.病院情報システム、携帯型看護情報ターミナル、看護管理ステーション間の情報連携を行なうため、(1)看護記録に用いられる定型的表現と用語の整理、体系化の試み、コード化の試作、(2)患者別の看護計画立案とアクションリストの生成システム試作、(3)生成されたアクションリストの携帯型情報ターミナルへの取り込み機構の検討と試作、(4)看護管理ステーションに実装する電子リファレンスとしての内科教科書の試作と、連携方法の検討、を行なった。 2.脳外科病棟で行われた評価実験によると、携帯型端末上のデータと管理システム、病院情報システム間の双方向のデータの同期整合性の確保が重要な課題であり、これは、現行の携帯型端末では実現しがたいことが判明した。その原因として(1)リアルタイムの同期化には、無線LANが必須である、(2)電源充電時間が長いため、その間に別の端末が利用できるだけの台数の代替機が必要である、(3)常時どの代替機を使用してもデータの同一性が保証されるためには、管理システム、病院情報システムから携帯端末へのリアルタイムデータ送信機能が必須である、などの必須条件があるにもかかわらず、これらの機能が市販の携帯端末には装備されていないからである。 3.本研究の成果として、(1)全システム間の双方向リアルタイム通信機能が必須であることが判明した、(2)看護記録の電子化が必須であり、そのために必要となる定型表現の整理が行われた、(3)看護計画のための基本データモデルが作成された、(4)電子化された看護記録を電子的に交換するためのSGMLによる表現が検討され、DTDが開発された。
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