研究分担者 |
楊箸 隆哉 信州大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (90191163)
曽根原 純子 信州大学, 医学技術短期大学部, 助手 (40262737)
百瀬 由美子 信州大学, 医療技術短期大学部, 助手 (20262735)
山崎 章恵 信州大学, 医療技術短期大学部, 助手 (50230389)
柳沢 節子 信州大学, 医学技術短期大学部, 助手 (90200534)
|
研究概要 |
本研究では基礎看護学実習へCAIを適用するに当たり,その教材作製とともに基礎看護学実習に対する一連の課題についてのCAI教材作成可能な技術の開発について研究を行なった。 CAI教材に用いるオーサリングツールとして最も広く用いられるHyperCardを含めた複数のツールとインターネット上の資源をハイパーテキストとして参照できるHTML言語とを以下の3点 1.作成の容易さ 2.マルチメディアの扱いの容易さ 3.広く提供できる環境 を中心として,基礎看護学習への適用においても問題がないかを込めて評価し,HTMLの優位性を確認した。HTMLはネットワーク環境での活用を前提としているため,同時に教材の保守・変更も教材提供サーバーにある本体だけの変更で能能とする。 また,一般社会でのインターネットの広まりによって,今後の発展性にもおおいにすぐれ,凝った表現力には欠けるものの簡単な文法であるために教材作成が多くの人の参加を求めることができる。この方向性を生かして,今後,一連のCAI教材を基礎看護学全般に対して構築していく予定である。 またHTMLによる教材作成はマルチメディア素材作成と,そうした素材の編集とを分けて考えやすいことから,素材の編集だけを変えることによって,複数の教材を同じ素材から作成することも可能にするため,教材評価,あるいはCAI教材を通じての教授法開発に欠かすことのできない,教材の客観的評価も容易にすることとなり,今後,この特徴を生かして教授法研究を続ける予定である。 なお,HTMLで作成した教材を参照するには,端末の機種が何であってもよいこと,また,学外への教材公開も可能にするために地域医療や大学の情報公開へも役立てることを可能にすることも確認した。
|