研究課題/領域番号 |
06558013
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 宮城工業高等専門学校 |
研究代表者 |
渡辺 宏 宮城工業高等専門学校, 総合科学系・理数科, 教授 (60004313)
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研究分担者 |
松浦 真 宮城工業高等専門学校, 総合科学系・理数科, 教授 (40042262)
野本 俊夫 宮城工業高等専門学校, 総合科学系・理数科, 助教授 (50099769)
佐藤 次男 宮城工業高等専門学校, 総合科学系・理数科, 助教授 (90042259)
小野 堯之 (小野 尭之) 宮城工業高等専門学校, 総合科学系・理数科, 教授 (30005342)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1994年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 高専教育 / 教育研究 / 総合科目 / 学生実験 / 総合化 / フーリエ変換 / 定常波 |
研究概要 |
平成4年度に本校で開設された「基礎科学実験」は物理、化学、情報処理、応用数学の4つの科目の担当教官5名が共通のテーマについて、各テーマ毎に物理/化学実験→数学→データ処理という順序で一連の授業を進めていく総合科目である。 本研究は、「基礎科学実験」の内容、授業方法について綿密な検討を行い、科目の一層の充実と発展を図ることを目的としている。 平成6年度においては科目開設後2年間の経験と反省をふまえ、多彩な自然現象と微分方程式に関連したよりアドバンスドな項目をとりあげるための研究を行った。各テーマ実験とそれに続いて行われる数学・情報処理の間の有機的な結び付きを考慮した教授法を検討し、更にその成果を教科書として出版することが大きな目的となった。 最終年度の平成7年度においてこれらの研究成果として次の実験テーマを新たに開発することができた。 1.放射性物質のベータ崩壊 2.コンピュータによる統計実験 3.たわみ振動による定常波 4.音波の波形観察 5.フーリェ級数入門 6.酢酸ビニルの重合反応の全活性エネルギー また、平成7年10月にコロナ社より、これらの成果をまとめて教科書として出版することができた。このようにして試行錯誤的に始められた「基礎科学実験」を学生に興味を与え、応用力が身につく科目として定着させることができたのが大きな成果である。
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