研究概要 |
本研究は2年計画で進められており、従来のCAIシステムに、音声応答機能及び通信機能を付加することによって、語学教育向けのCAIシステムを構築することを目的としている。 具体的には、初年度においては, 1)学習者パソコン,教師パソコンをサーバ機を中心にしたネットワークでの構築. 2)学習社と教師パソコンに音声録音・再生機能及び音声データ転送機能の付加. これらの2項目についての作業を行い,開発環境の整備及びネットワーク上での音声データの転送を確認した。 最終年度である本年度は、 3)教師パソコンに発音添削機能の組み込み。 4)学習者パソコンでの添削結果の再現機能の組み込み。 5)研究成果を学会で発表した。 特に3)は,教師端末に転送されてきた学習者の発音音声データを再生し、聞き取った結果に基づき,音調記号を使って視覚的に添削する機能であり,本システムの中核となる機能である。 これらの一連の機能の完成によって,従来のLL(Language Lab.)に替わるマルチメディア形態の新しい語学教育向けのCAIシステムが実現できた。
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