研究課題/領域番号 |
06558038
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
益田 隆司 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (80114130)
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研究分担者 |
千葉 滋 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (80282713)
猪原 茂和 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (30251391)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
1996年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1995年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1994年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 分散処理 / 自己反映計算 / C++ / 言語拡張 |
研究概要 |
本研究では、我々が過去に開発した拡張可能なC++言語処理系、Open C++の実行効率を改善し、より実用的な処理系を開発した。実行効率を改善したことにより、従来よりもより広い範囲のプログラミングに自己反映計算を応用できることを示せた。研究成果の詳細は以下のようである。 1)グループウェア用に実行効率のよいクラスライブラリを作成した。 2)自己反映計算の新しい計算モデルとして、コンパイル時MOPを考案した。 3)コンパイル時MOPに基づいたオブジェクト・システムをScheme言語上に作成した。 4)従来のメタサ-キュラ・アーキテクチャにかわる、メタへリックス・アーキテクチャを考案した。 5)コンパイル時MOPに基づいてOpen C++を再設計しなおし、新しい処理系を開発、インターネットを通じ一般に公開した。 6)ベクタライブラリやSTLなど、よく使われるクラスライブラリの実行効率を自己反映計算によって改善できることを示した。 7)Tcl/tkシステムをC++から自然に利用するためのライブラリを作成した。 我々は以上の成果を論文にまとめ、国内外の会議や論文誌で発表した。その中で「自己反映言語Open C++とその分散処理への適用の実際」は、1995年度日本ソフトウェア科学会論文賞を受賞した。
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