研究課題/領域番号 |
06558051
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
森杉 壽芳 岐阜大学, 工学部, 教授 (80026161)
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研究分担者 |
片田 敏孝 名古屋商科大学, 商学部, 講師 (20233744)
大野 栄治 筑波大学, 社会工学系, 講師 (50175246)
鈴木 崇児 岐阜大学, 工学部, 助手 (70262748)
宮城 俊彦 岐阜大学, 工学部, 教授 (20092968)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | プロジェクト形成 / ISM法 / AIDA / コンフリクト分析 / ナッシュ均衡 / 限定手番均衡 / 中心度関数 / 時間地図 |
研究概要 |
本研究では、プロジェクト・アイデンティフィケーションあるいはプロジェクト・ファインディングと総称されるプロジェクト形成の方法論について問題を明確化し、適切なプロジェクトを選定していくプロセスを、システマティックに行う方法を確立することを目的とした。 その具体的な枠組みは、プロジェクト形成のプロセスの各段階を、プロジェクト発想法・構成法・診断法の各手法に割り当て、計算機を用いてシステムとして統合する方法の開発を試みた。 1.プロジェクトの発想法・構成法の開発 (1)プロジェクトの発想法・構成法としてのISM法・AIDAを取り上げ、プロジェクトを構成する要素をアルゴリズム的に階層化、集約化し、グラフ論理的に表現する方法について検討した。 (2)プロジェクト要素と地域およびその地域で入手可能なプロジェクト要素を特定化する統計とを関連づける関連表を作成し、グラフ論理的手法によって地域とプロジェクトとの結び付きの強さおよび必要な統計データの関連を表現する手法を開発した。 (3)鉄道や道路などの交通施設の必要性を表現する地域関連リンク強度表を、グラフ理論における中心度関数の概念を応用した手法を用いて作成する手法を開発した。 プロジェクト診断法の開発 プロジェクト・カルテを前述した項目、すなわち、(1)プロジェクトの内容、(2)推進条件、(3)プロジェクトの条件、(4)実行条件、(5)不確実性について、その細分類で評価するための簡便なグラフ的手法、評点法を開発した。用地収得や利害対立のある参加者があるプロジェクトの問題解決のため、協力ゲームを用いた利害調整法を開発した。 マニュアル化 (1)手法の効率的運用を図るために、プロジェクト構成法と診断法をコンピュータ化し、結果についてもグラフィック表現できるプログラムを開発したが、まだ、不完全な段階にある。 手法全体のマニュアル化については、完成するまでには至らなかった。
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