研究分担者 |
川端 一男 核融合科学研究所, 教授 (60109353)
藤田 順治 大同工業大学, 教授 (50023700)
岡本 正 株式会社 東芝, 技監
立川 敏明 福井大学, 工学部, 助教授 (00020206)
小川 勇 福井大学, 工学部, 助教授 (90214014)
田中 茂利 福井工業高等専門学校, 校長 (20025240)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
1996年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1995年度: 7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
1994年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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研究概要 |
本研究では,周波数可変・中出力・サブミリ波ジャイロトロン(波長2.5mm〜353μm,出力0.5-10kW,長パルス動作100ms)を整備して,これを光源とするサブミリ波散乱計測装置を完成し,実際にプラズマ発生装置(核融合科学研究所のCHS装置)に設置して散乱計測を行い,波動加熱効率向上の資料及びプラズマの安定性に対する資料を提供することを目的とする。 1)サイクロトロン2次及び3次高調波動作を用いたジャイロトロンの超高周波化 福井大学の12T及び17T超伝導マグネットを用いて,1テラヘルツに到るジャイロトロンの超高周波化の研究を行った。このジャイロトロンが達成した最高周波数847GHzは,現時点での世界最高記録である。 2)ジャイロトロンのcw(連続)動作 ジャイロトロンをサブミリ波分光の光源として用いるため,cw(連続)動作を実現して,出力振幅及び周波数の安定化を計ることに成功した。 3)サブミリ波ジャイロトロンの振幅変調及び周波数変調 ジャイロトロン出力の振幅変調及び周波数変調は,ジャイロトロンを広範囲の研究の ために,光源として用いるために重要であるので,電子銃の陽極電圧変調による出力の振幅変調と陰極電圧変調による周波数変調の研究を行い,ジャイロトロンとして初の振幅変調及び周波数変調を実現した。 4)基本波動作と高調波動作のモード競合及びモード協力の研究 5)サブミリ波ジャイロトロン出力に適用するための準光学的装置の開発 6)高温超伝導体を用いたミリ波高感度受信器の開発研究 7)ジャイロトロン出力を光源とするプラズマ散乱計測 福井大学のGYROTRON FU IIを光源とするサブミリ波散乱計測装置を製作し,核融合科学研究所のCHS装置に設置して,プラズマ中に自然励起されるドリフト波の 測定を行い,その検出に成功した。 8)高出力遠赤外レーザーの開発とプラズマ計測への応用 9)ジャイロトロン出力を光源とするミリ波ESR
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