研究課題/領域番号 |
06558090
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 試験 |
研究分野 |
生物有機科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
鈴木 正昭 岐阜大学, 工学部, 教授 (90093046)
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研究分担者 |
黒住 精二 帝人株式会社, 医薬事業本部, 部長(研究職)
根岸 学 京都大学, 薬学部, 教授 (60201696)
野依 良治 名古屋大学, 理学部, 教授 (50022554)
成宮 周 京都大学, 医学部, 教授 (70144350)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
18,600千円 (直接経費: 18,600千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1994年度: 12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
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キーワード | プロスタサイクリン / イソカルバサイクリン / 受容体 / 15R-TIC / 受容体探索子 / APNIC / 受容体タンパク質 / クローニング |
研究概要 |
プロスタサイクリン受容体探索子の分子設計に用いる基本PG中間体の高効率合成法は、本研究者らが独自に案出した3成分連結PG合成法によって確立することができた。本研究者らは既に、PGI_2人工類緑体であるイソカルバサイクリンの構造修飾により、中枢神経系である視床部位のPGI_2受容体に強くかつ特異的に結合する受容体探索子(15R-TIC)を開発している。この探索分子は延髄孤束核(nucleus tractus solitarius,NTS)に分布する末梢型PGI_2受容体とは結合せず、中枢神経系である視床部位(thalamus)の受容体に強く結合する。今回、この新規中枢系プロスタサイクリン受容体タンパク質の捕獲・同定のための光親和性標識プローブを設計し、その合成に成功した。また、中枢型、末梢型のどちらの受容体にも結合能を示す探索分子の合成にも成功した。現在、これらのプローブを用いた受容体捕獲実験が進行中である。一方、協同研究者である根岸らは、ヒトプロスタサイクリン受容体のcDNAのクローニングから、受容体タンパク質部分の一次構造を提出し、ポイントミューテーション手法に基づくPGI_2受容体タンパク質の人工変異体の作成と、上記探索分子との構造活性相関を検討している。また、黒住らはイソカルバサイクリン誘導体の生物活性評価を行うと共に、根岸らの解析した受容体タンパク質の一次構造から分子モデリングにより3次構造を構築し、リガンド-受容体分子作用機作の検討を行った。
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