研究課題/領域番号 |
06559017
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研究種目 |
試験研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 福井工業高等専門学校 |
研究代表者 |
前多 信博 福井工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (40124028)
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研究分担者 |
開本 亮 (株)島津製作所, けいはんな研 イオン工学研究室, 室長
佐藤 匡 福井工業高等専門学校, 電気工学科, 助手 (10225964)
下條 雅史 福井工業高等専門学校, 電子情報工学科, 講師 (20249783)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1994年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 位置感応型比例計数管 / 新方式電荷分割法 / 傾斜線式位置読み取り法 |
研究概要 |
1、電荷分割形の位置検出方式では、放射線入射時に比例計数管内で発生する電荷量が大きい程、位置分解能が向上するので、京都大学RIセンターとの共同研究で比例計数管(バックギャモン形の陰極面を持ち円筒形)内でのガス増幅率と放電モード(制限比例、SQS)、初期放電位置との関係を調べた。 2、今回、研究対象とした位置検出法では、陽極芯線に対して傾斜した位置読み取り電極線を張るので、比例計数管内の電界が複雑になる。そこで、電界構造が比例計数管の特性に与える効果を調べるため、先ず、簡単な構造のドリフトカウンターの電界計算と特性測定(加速器のイオンビームを使用)をし、電界と検出効率、ガス増幅率の関係を明らかにした。(応用物理学会放射線分化会誌に投稿予定) 3、新方式の傾斜線式位置読み取り電極線を持つ、次の3種のガスフロー型比例計数管を試作した。 (1)1対の位置読み取り電極線を持ち、外形(陰極面)が長方形。 (2)1対の位置読み取り電極線を持ち、外形(陰極面)が円筒形。 (3)軸対称な3対の位置読み取り電極線を持ち、外形(陰極面)が円筒形。 なお、いずれも陰極面の形状変更を容易にするため、これらを大きなガス容器(減圧、加圧が可能)に入れ特性測定する。 4、上記(1)、(2)の組み合わせで、比例計数管の外形(陰極面の形状)と、位置読み取り電極線上への誘起電荷量、位置信号の線形性の関係を測定し、(2)、(3)の組み合わせで、位置読み取り電極線の本数と誘起電荷量、検出効率の関係を測定した。 また、1次元マルチチャンネル波高分析器にパルス波高値によるゲートをかける方法で、誘起電荷量と位置分解能の関係も測定を進めている。(結果がまとまり次第、J.J.A.P.に投稿予定)
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