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時間的に変動する音の変動感の測定と変動パタンの知覚

研究課題

研究課題/領域番号 06610073
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験系心理学
研究機関大阪大学

研究代表者

難波 精一郎  大阪大学, 人間科学部, 教授 (40029616)

研究分担者 桑野 園子  大阪大学, 人間科学部, 助教授 (00030015)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード聴覚情景分析 / 変動音 / 連続判断 / ゲシュタルトの法則
研究概要

日常生活で発生する音の大半は時間的に変動する音である。この変動によって人は環境における変化を検知し,事象の認知を行う。刺激の時間的変化に対する鋭敏な情報処理能力は聴覚の重要な特性であるが,これについての研究は比較的少数であった。それは音の制御が困難であったためである。この度多チャンネルのDATレコーダを入手できることにより,多数刺激の時間的同期を取りながら種々のパタンの呈示が容易になった。そこで周波数,部分音構造,音圧レベルの変化を異にする種々のパタンを作成,種々の条件で組み合わせ呈示し,音が変化を伴って伝達される時,その音の流れの中から特定の音のパタンとして認知されるための変動パタンの特徴,および他のパタンとの分離のよさを規定する法則としてのゲシュタルトの法則の吟味を行った。また,コンピュータ・グラフィクスの手法を参考に,我々のこれまで開発してきた時間軸にそっての連続判断の手法を洗練させ,認知された音のパタンを線分を用いてコンピュータのCRT上に描く手法を開発した。また微細な時間変動が音の印象に及ぼす影響を調べるため,日常生活での音を録音したものを刺激として用い,種々の背景音のレベルの下で,刺激のレベル,発生パタンなどとの関係について検討し,ある時間範囲全体の印象を規定する法則としてのゲシュタルトの法則について吟味した。得られた結果は本年開催の国際音響学会議,日本音響学会,基礎心理学会の研究発表会などで報告する。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 難波,桑野他1名: "連続判断法による聴覚情景分析の研究-線分長による聴覚パタンの連続描写-" 日本音響学会講演論文集. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 難波,桑野他1名: "連続判断法による聴覚情景分析の研究-種々のパタンの抽出-" 日本音響学会講演論文集. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 桑野,難波他1名: "連続判断法による聴覚情景分析の研究-パタン識別の手がかりについて-" 日本音響学会講演論文集. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 難波,桑野他1名: "聴覚情景分析について" 知覚コロキウム. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 難波,桑野他1名: "聴覚の情景分析について-線分判断による-" 日本基礎心理学会. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] S.Namba,S.Kuwano,et al.: "Long-term evaluation of the loudness of train noise in laboratory situation" International Congress on Acoustics. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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