研究課題/領域番号 |
06610123
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
村山 正治 九州大学, 教育学部, 教授 (80038439)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | からだ,イメージ法 / メンタルヘルス / 距離をとらせる / フィードバックセッション / スーパービジョン / 教育現場 |
研究概要 |
第1期;教師の訓練期(7月-8月)10名の小学校、中学校教師自身に問題と距離を取らせるからだ・イメージ法の体験学習を行った。週1回合計8回実施し、毎回のフィードバックセッションでス-パビジョンをおこなった。その結果9名の教師から「気が楽になった」「積年の問題との距離が取れて大変自由になった」「すっきりした」などの報告があり有効であることがわかった。さらに日常生活でも効果が持続されることがわかった。 第2期;教育現場に実践するための準備期(9月-10月)現場で実践するためのマニュアルの作成が行われた。教師達の情報交換の場になり、それぞれ自分の学校、クラスに持ち帰って実践してはまた修整すると言った作業が繰り返された。第1期で体験して気がかりなことと十分距離を取れた教師がやはり自信をもって生徒に実践できる傾向がみられた。 第3期;教育現場への展開(11月-1月)開発された手引で帰りの時間、その他の授業時間に実践された。所用時間は20分から30分間であった。週1回から2週間に1回の割合で効果が上がることがわかった。特に小学校5年担当のある女教師が効果を挙げていることがわかった。また集団法、個人法で実施された。 第4期;総合的検討(2月-3月)これまでの実践をふまえて本法の効果、実践上の問題、事例の検討などを行い、この方法が児童や生徒、教師自身のメンタルヘルスに効果的なことが確認された。また実際にある教室で実践している場面を録画した。今後組織的に展開していくための戦略も検討された。
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