研究課題/領域番号 |
06610131
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 東北福祉大学 |
研究代表者 |
堀毛 一也 東北福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (10141037)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | パーソナル・テーマ / パーソナリティ / well-being / 社会的スキル / Big Five / 自己物語法 |
研究概要 |
本研究では、「個人がさまざまな状況で示す首尾一貫した行動パターンをもたらす原因のひとつとなる目標の総合体に個人によって与えられたラベル」としての「パーソナル・テーマ」に焦点をあわせ、大学生340名および20代から60代の成人1000名を対象とする調査を行った。結果からテーマ内容の分類と世代別の比較を行ったところ、学生では個人志向的・向上的なテーマを重視する傾向が強いのに対し、20〜30代では愛情や人間関係志向が強くなり、40代以降になると目標追求志向が増加する一方で平穏さを求める傾向も高まることなどが示された。またテーマ特質に関する分析から、テーマの実現可能性や周囲からの支援の認知などにも、テーマ内容による相違や世代差が認められることが明らかになった。さらにパーソナリティのプロセス・モデル(堀毛、1994)に基づいて、人生充実感(we-being)や将来への期待を主要な目的変数にとり、テーマ内容や特質を中心に、パーソナリティ特性(Big Five)、行動調整方略、問題解決戦略、社会的スキルなど相互関連性をパス解析により分析し、モデルの予測的妥当性の検討を行った。その結果、充実感や満足感については、外向性、誠実性、テーマの実現可能性、印象管理方略、主張戦略、表出スキルなどが主要な規定因となり、期待感については同調性、開放性、テーマへのこだわり、自己帰属性、強調戦略などが規定因となることが明らかになった。こうした結果は、行動の個人差を理解する上で、これらの諸変数を用いた予測が有効な手だてとなり得ることを示すものと解釈された。最後に大学生被験者20名に、テーマ等の自分に関する分析結果を参照させながら過去から将来までの自分の人生について自己物語(self narrative)を行わせ、テーマと諸変数の関連について日常語で語られたデータや画像資料を収集し、画像データベース処理システムによりモデルをサポートする資料作りを行い成果を得た。
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