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人口減少地域における地元青年のライフスタイルと福祉参加に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06610151
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関北海道大学

研究代表者

杉村 宏  北海道大学, 教育学部, 教授 (20113574)

研究分担者 松本 伊智朗  札幌学院大学, 人文学部, 講師 (20199863)
町井 輝久  北海道大学, 高等教育機能開発センター生涯学習計画研究部, 教授 (60091500)
青木 紀  北海道大学, 教育学部, 助教授 (80125484)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード青年 / ボランティア活動 / 地域福祉 / Uターン青年層 / 福祉参加 / 定住指向 / 人口減少地域
研究概要

高齢化社会の福祉の動向は、若者の考え方や行動によって今後影響される。しかしこのような観点から若者(青年)を研究対象として扱ったものは少ない。とくにある地域社会において、すでに働いている青年たちが、いかなるライフスタイルをもって生活し、その中にいわゆるポランティア活動と呼ばれるような行動をどのように取り入れているかといった調査研究は、関係機関などによってもほとんどなされていない。
本研究は、これらの点を考慮し、青年の「福祉参加」の現状をとらえるべく、道内の二つの地域の、働いている18〜35歳までの青年層を対象に、主としてアンケート調査という方法でアプローチした。
その結果、1)士別で843ケース、伊達で474ケースが確保され、2)彼らのおよそ4分の1が地域社会の諸活動に積極的に参加しており、しかもその割合は年齢階層の上昇にともなって高くなっていく傾向にある、3)残りの4分の3の人々も地域経済、家族を支えることによって地域福祉に貢献している、4)彼らの教養を高めるための学習意欲を持ち、その機会を望んでいることなどが明らかになった。
このように見ると、阪神・淡路大震災における若者のボランティア活動なども注目されるものの、それ以上にこのような普通の地域社会における青年の生活(ライフスタイル)と、その内でのボランティア活動といったことが、彼らの地域社会への定着過程とともにどのような形で生まれてきているかということが注目される。そして、さらにそのような行動を示している(まだ未だ示していない)青年層の意欲・エネルギーを、誰がどのような教育・学習機会の確保といった方策と絡めて引き出していくかといったことが、福祉教育の導入ともかかわって、重要な社会の課題となっていることがわかる。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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