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昭和恐慌期・戦時体制期における村落と農民支配に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06610156
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関山形大学

研究代表者

横山 敏  山形大学, 教養部, 教授 (20102874)

研究分担者 菅野 正  宮城教育大学, 教育学部, 名誉教授 (30006374)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード昭和恐慌期 / 戦時体制期 / 村落 / 農民支配 / 農本主義 / 産業組合 / 農業倉庫 / 御家禄派 / 昭和恐慌 / 戦時体制 / 新掘村 / 山居倉庫 / 新堀村
研究概要

庄内地方における産業組合運動について、次の諸点を明らかにした。
第一に、大正末期以降の小作争議の性格をこえ、地主勢力に対決するだけの運動の水準に達していた。第二に、産組運動は、加藤完治に指導された、山木武夫らの指導を索引力とし、それは耕作農民の立場での徹底した実利主義に特徴をもっていた。第三に、産組運動は、農本主義にみられる「下から」の運動という契機を出発点としながら、農村の変化と自作農創設維持という国策のなかにキャナライズされ、国策そって地主勢力と対決することになる。それを支えたのも、加藤完治らの農本主義であった。
また、庄内地方の支配勢力としての旧「荘内藩勢力」は、地主勢力とともに産業組合運動と対決することとなる。その旧「荘内藩勢力」(「御家禄派」)を精神的推進力として、教学思想を持つとともに、菅原兵治や長南七右衛門らの農本主義を取り込んでいった。これまた耕作農民の運動といった性格を取り入れ、変容をとげつつ、ついに産業組合にまで浸透することになる。「対立」から「融合」へ、そして「動員」へと変質する。
本研究は、以上の諸点を明らかにしたといえよう。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 菅野 正: "農本主義について考える" 日本村落研究学会『村落社会研究』. 5. 1-8 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 武田 共治: "封建勢力と農本主義-庄内教学思想の展開を通して-" 弘前大学教養部『文化紀要』. 45. 57-86 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Masashi Kanno: "On Nohonshugi in Rre-war Japan" Jounal of Rural Sutdies. No.5. 1-8 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kyoji Takeda: "The forces of Feudality and Nohonshugi" Bulletin of Culture. No.45. 57-86 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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