研究概要 |
本研究は、本格的な歴史的・実証的研究を意図するものであるため、第一次資料の収集作業に全力を傾注した。本年度に収集した主要な資料は以下のとおりである。 1.日本における商業教育政策の展開を明らかにするための公文資料や新聞論調など。 2.中央の代表的な商業教育機関としての東京高等商業学校における教育の実態や卒業生の動向など。 3.地域の代表的な官立商業学校(小樽,名古屋,神戸,山口,長崎など)と代表的な商業学校(函館,横浜,滋賀,尾道,久留米,長崎など)の創立の経緯、教育の実態、卒業生の動向など。 4.上記の3点に関係した代表的な商業教育家の思想や動静など。 日本の商業教育に関係するアメリカ,ベルギー,ドイツの商業教育の実態など。 上記の資料を、主として在京の図書館において調査し、また、北海道,長崎の現地においても調査した。これらの資料を整理するとともに、この研究成果を学術図書として出版するため、目下執筆作業を進めている。
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