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未熟児の精神発達・母子関係の発達についての超早期からの援助・教育に関する追跡研究

研究課題

研究課題/領域番号 06610278
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所

研究代表者

幸 順子  愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 能力開発部・第二研究室, 研究員 (20250251)

研究分担者 本城 秀次  名古屋大学, 教育学部, 助教授 (90181544)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード未熟児 / 母-乳幼児治療 / 追跡研究 / 超早期 / 援助・教育 / 精神発達 / 母子関係の発達 / 超早期援助・教育
研究概要

1.名古屋第二赤十字病院において週一回行われる小児科外来未熟児健診の場に参加し、出生体重1500g未満の極小未熟児、超未熟児の母子を対象とし、子どもの行動上の問題や母子関係の問題に対する心理治療的介入を行ってきた。治療的介入方法は、近年の乳幼児精神医学が提唱する母子治療の様式を範としており、それは主にSFraibergによる(1)発達ガイダンス・支持療法と(2)乳幼児・親精神療法である。これまでに70例の母子と面接を行ってきており、初回面接時の子どもの年齢範囲は3ケ月から4歳までである。これまでに面接を行った70例中48例(69%)に、子どもの行動あるいは母子関係上の何らかの問題が認められた。子どもの行動、情緒的問題および母子関係の障害は、おおまかに乳幼児と乳児期で問題の現れに違いが見られた。乳幼児期の問題行動としては、泣きのひどさ等のある種の過敏さが母親からの訴えとして認められ、これは初回面接時年齢8ケ月以下の乳児28例中8例(29%)に見られた。次に幼児期の子どもの問題としては、自閉症・発達遅滞・脳性麻痺あるいは軽い運動障害等の明らかな発達障害が認められた者以外に、癇癪やそっくり返り・頭つき・泣き叫び等、感情・衝動コントロールの悪さや、落ち着きのなさ・多動傾向・気分の変わりやすさ等が、生後7ケ月以上の子ども44例中27例(61%)に認められた。
2.名古屋第二赤十字病院NICUに1980年から1992年までの間に入院した1500g未満の極小未熟児161例を対象に精神発達に関する研究を行い、12ケ月時と24ケ月時で津守稲毛式発達検査で探索・操作と理解・言語の領域で遅れがみられることを明らかにした。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 本城秀次 他: "未熟児の精神発達とその要因に関する研究" 厚生省「精神・神経疾患研究委託費15公-5平成5年度研究報告書. 19-24 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 本城秀次編 幸 順子他共著: "今日の児童精神科治療「NICUにおける早期介入」" 金剛出版(発行予定), (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 本城秀次 他: "未熟児の精神発達とその要因に関する研究" 厚生省「精神・神経疾患研究委託費15公-5平成5年度研究報告書. 19-24 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 本城秀次 編 幸順子 他 共著: "今日の児童精神科治療 「NICUにおける早期介入」" 金剛出版, (発行予定) (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 本城秀次 他: "未熟児の精神発達とその要因に関する研究" 厚生省「精神・神経疾患研究委託費」5公-5平成5年度研究報告書. 19-24 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 本城秀次他監訳 幸 順子他共訳: "自己の治癒" みすず書房, 296 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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