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平成6年度に限って実施したこの調査研究においては、10月末日をめどに全国425の博物館・資料館(大学付置研究機関を含む)を対象に、アンケートによってオーストラリア資料の収蔵状況等に関する調査をおこなった。その結果、博物館等10の機関でこれらの資料を収蔵することが判明し、その主要な機関については実施調査をおこなった。
またこの調査の過程で、オーストラリア諸都市と姉妹提携にある地方自治体が、博物館等とは別に寄贈資料を収蔵することが判明し、これら68の自治体についても調査をおこなった。
これらの結果、「オーストラリア・アボリジニおよびトレス諸島民研究所」が1989年に刊行した『海外の博物館におけるアボリジニおよびトレス諸島民関係コレクション』(英文)の日本の部分に関する不備を是正することができ、日本におけるオーストラリア研究が活発におこなわれてきたことを国際社会に明らかにすることが実証的に可能となった。
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