研究課題/領域番号 |
06610301
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 図書館情報大学 |
研究代表者 |
太田 勝也 図書館情報大学, 図書館情報学部, 教授 (30072424)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 長崎 / 長崎奉行 / 長崎会所 / 銅座 / 宝永新例 / 唐船 / 長崎オランダ商館 / 長崎運上金 / 長崎貿易 / 代物替 / 正徳新例 / 新井白石 |
研究概要 |
1. [史料調査] 本年度は、長崎市立博物館・長崎県立長崎図書館・大村市立史料館・松浦史料博物館における史料調査を実施した。必要な史料はデジタルカメラで撮影し、CD-ROMにおさめ、コンピュータで画像処理できる状態とした。 2. [データベースの作成] 先に開発した「長崎貿易情報処理システム」に、必要な情報を精力的に入力した。全部で3,000件余のデータを入力し、「長崎貿易史研究年表」及び「長崎貿易明細」の2データベースを作成した。年代的には、元禄10年(1697から正徳5年(1715)を対象としたが、主に宝永期のデータを中心に入力した。 3. [考察] データベース「長崎貿易史研究年表」を主に利用して、宝永期の長崎貿易の状況について検討した。特に、綱吉政権末期と家宣政権の初期の状況について検討し、宝永6年4月と同7年3月に、新井白石が貿易改革の建議を行っているが、その背景となる長崎貿易取引きの実情について考察した。結果として、輸出品が不足し、そのため輸入に対する支払(輸出)ができず、唐船が予定通りに帰帆できず、越年するなど、貿易取引きの現場の混乱している状況が具体的に把握できた。詳細には、別冊の研究成果報告書に明らかにした。
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