研究課題/領域番号 |
06610366
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
金原 保夫 東海大学, 文学部, 助教授 (20161614)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1996年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1995年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ブルガリア / 中世集落 / トラキア / バルカン半島 / 中世都市 / ビザンツ帝国 / 集落 / バルカン / 中世 |
研究概要 |
本研究はブルガリアにおける中世集落の発展とその構造を明らかにすることを目的としており、当初の研究計画に従って以下の活動をおこなった。 1 資料の収集と整理:中世集落に関する歴史および考古学的資料を収集し、地形図と合わせて、より正確な集落分布図の作成が可能となった。 2 研究成果の報告:現地における集落址の踏査報告(1985年より実施)を研究誌に掲載した。 研究展望:これまでの研究活動によって以下の成果を得ることができた。 (1)資料の収集・整理によって『参考文献目録』,『ブルガリア中世集落一覧』を作成し、資料のデータ・ベース化をおこなった。 (2)考古学的資料(集落と環境、地形、土地利用、遺構・遺物の実測図や写真データ)の画像データ・ベースの作成 (3)研究地域の確定:集落が稠密に分布するブルガリア南部のトラキア地方に注目し、踏査や文献資料を使って同地方の中世集落の分布図を作成した。さらに、最近調査されたデャドヴォ遺跡(11〜13世紀)を取り上げ、住居の構造や規模の違いから有力者の存在を指摘した。今後の研究はデャドヴォ以外の中世集落(コヴァチェヴォ遺跡、セウトポリス等の中世集落)について考察し、トラキア地方の集落の全体的な特徴を把握することになる。
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