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ルネサンス・フィレンツェの政治制度変遷史

研究課題

研究課題/領域番号 06610371
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 西洋史
研究機関学習院女子短期大学

研究代表者

根占 献一  学習院女子短期大学, 人文学科・文化史, 教授 (50208287)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードルネサンス / フィレンツェ / メディチ / パトロン / ヒューマニスト / 政治制度 / 社会的役割 / 芸術文化
研究概要

ルネサンス・フィレンツェの文化活動については、芸術史の上から高い評価が与えられてきた。とりわけ美術にあっては古典様式の確立期として後世に与えた影響も大きく、揺るぎない地位を占めているのが現状であろう。それに引き換え、言葉によって表現された分野については、わが国では言語上の問題があって、余り関心も持たれず、研究されてもこなかった。二、三の文学者、一、二の政治思想家を除けば、ヒューマニストの活動については全くの未知の領域である。
私はこれまで、このような現状の改善に努め、幾人かの市民的ヒューマニストに関して、彼らがどのような政治制度の元で、どのような政治活動を行ってきたかを、文化活動の面と合せて研究してきた。そしてその成果の一部を論文の形で発表してきた。これからも地道な成果を積み重ねて行かねばならない。
ところでこの研究を続けていて思うことは、ルネサンス・フィレンツェの政治制度とメディチ家の役割とが一段と明確される必要があるという事実である。メディチ家については芸術上のパトロンとして高名を駆せているが、より広い視野で社会における活動が注目されなければならないであろう。「パトロン」の意味は現代とはちがった意味をもっている。我々はまた、ルネサンスと云っても、十五世紀と十六世紀を区別して考察すべきであり、当然のことながら、メディチ家の歴史的意義、ヒューマニストの歴史的役割も異っている。目下のところ、私の関心事は十五世紀の方であるが、特に今回を機に十六世紀まで研究,対策を拡大できそうになった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 根占献一: "コンパニ-ア考-プラトン・アカデミーの中世的・社会的背景" ルネサンス研究. 第一号. 94-107 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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