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平安末期鎌倉初期の仏書訓点資料の資料的性格についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 06610394
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 国語学
研究機関東京大学

研究代表者

月本 雅幸  東京大学, 文学部, 助教授 (60143137)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード訓点 / 訓点資料 / 訓点語
研究概要

1.本課題では研究計画に従い、以下の通り、研究を実施した。
(1)京都及び奈良、その周辺のの寺院、図書館に9回の調査旅行を行った。
(2)閲覧・調査を行った資料のうち、重要と認められるものについて写真を撮影し、約1350コマの現像・焼付を行った。
(3)上記の収集によって入手した資料をもとに平安時代末期鎌倉時代初期の訓点資料の性格について考察を行った。その結果は次項の通りである。
2.(1)平安時代末期から鎌倉時代初期に記入された訓点は、その全てが前代のものを踏襲したものではなく、少なくとも部分的な改変を経たものであることを確認した。
(2)また、この時期に新たに記入された訓点も少なからず存在することを確認した。ただし、それらはしばしば漢文訓読語としての類型に合った表現、語法を用いているため、当代的な言語の要素を判別・確認するにはさらに方法論を検討すべきであるとの見解に達した。
(3)従来知られている重要な資料であっても、その中には誤りと認められる語彙・語法を含むものが多く見られ、国語資料として使用する際には十分な注意を払う必要があることを確認した。
(4)今後は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての訓点資料にどのような当代的要素(口語的な表現等)が混入しているかを判別する方法論等をさらに検討していく予定である。なお、本課題の成果を発表するために数編の論文の投稿を準備中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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