研究課題/領域番号 |
06610403
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国文学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
鈴木 孝庸 新潟大学, 人文学部, 教授 (90143742)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1996年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1995年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 平曲譜本 / 前田流 / 波多野流 / 平家正節 / 平曲(平家琵琶) / 譜本 / 一方流 / 八坂流 / 平家吟譜 |
研究概要 |
「平曲伝承資料」とは、「平曲譜本」「平曲指南書類」「盲人資料」でる。 本研究は「平曲譜本」の調査を主たる目標とした。 今回の研究調査による成果は次の通りである。 1、調査した所蔵機関・所蔵者は次の通り。 東京藝術大学、京都府立総合資料館、愛知県立大学、大阪天満宮、名古屋国風音楽会、岩渕匡氏、尾崎正忠氏 2、それぞれの伝本について、完全な形の譜本と不完全な形の譜本との区別を明確にした。 3、平曲の流派の違いによる譜本の区別を明確にした。 4、現在判定不可能な、言わば問題視すべき譜本を何点かに絞り込んだ。 特に、本研究において東京藝術大学の伝本の全体像を調査することができたことと、平曲伝承および平曲譜本に関して歴史上重要な人物である荻野〓校の御子孫・尾崎正忠氏の蔵書を調査することができたことは最大の成果というべきであろう。また、今回の調査期間において「八坂流訪月」の現存判明譜本をすべて調査しおえたことも特に記しておきたい。
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