研究課題/領域番号 |
06610465
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
その他外国語・外国文学
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
斎藤 純男 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10225740)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | ムカディマット・アル・アダブ / イブン・ムハンナの語彙 / ライデン語彙 / 中期モンゴル語 / アラビア文字表記 / モンゴル語の音節境界 / モンゴル語の母音 / モンゴル語のアクセント / 母音の長さ / 子音重複 / 音写者 / 母音弱化 / アクセント / 母音融合 / 音節境界 |
研究概要 |
1 「ムカディマット・アル・アダブ」、「イブン・ムハンナの語彙」、「ライデン語彙」に見られる西部中期モンゴル語の語彙データベースをパソコン上で作成した。 2 「ムカディマット・アル・アダブ」のモンゴル語のアラビア文字表記を調べることにより、次の結果が得られた。 (1)文字によって母音の長さを区別していない。したがって、母音を表す文字が連続しているものは長母音や二重母音ではなく、母音連続の状態(2母音文字の場合)もしくは間に接近音を挟んで母音が続いた状態(3母音文字の場合)を表した。 (2)語中の語末形・語頭形は形態素境界というより音節境界が表記に現れたものである。 (3)子音始まりの語尾は続けて書かれるものとそうでないものとがあり、それは語尾の属する文法的カテゴリーの違いによる。このことは音写者自身モンゴル語をよく知っている人物であったことを意味する。 (4)表記上のゆれをもって現れる語があり、それは母音の弱化および消失が起こっていたことを示していると考えられる。その母音の弱化および消失は、西部中期モンゴル語は「ストレスが主として語末に置かれる自由アクセントの言語」であったことを示している。 (5)その他
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