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中期ペルシア語資料の「電子テクスト」作成

研究課題

研究課題/領域番号 06610471
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 言語学・音声学
研究機関東京大学

研究代表者

熊本 裕  東京大学, 文学部, 教授 (80107523)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード中期ペルシア語 / パフラヴィ / 電子テクスト
研究概要

本研究の目的は、現在ヨーロッパの研究者の共同作業として進行中のThesaurus Indogermanischer Textcorpora([古]印欧語テクスト・コーパス集成)という大規模な企画に貢献するため、イラン語派の古い言語資料の中でもとりわけ分量の多い中期ペルシア語(パフラヴィとも通称する)のテクストを電子的に機械可読な形で準備することであった。
計画申請当時、2・3点を数えるのみだった中期ペルシア語テクストも、その後数人の研究者の手で校閲を経たテクストが徐々に加えられ、作業中のものも含めれば現在では約10点となっている。このような情勢の中で、いたずらな労力の重複を避けるために、作業すべきテクストの選択も慎重に行なう必要があった。
ここで選んだのは、まず『Zadspram選集』で、約19,000語からなる神話・伝説を含む重要な宗教文学のテクストである。これは最近(1993年)出版されたPhilippe Gignoux & Ahmad Tafazzoliのテクストによる。もう一つは膨大な百科全書『Denkart(聖教事典)』の第六巻を成す「箴言集」で、長さはほぼ前者に匹敵する。ここで典拠としたテクストは1979年に出版されたShaul Shakedのものである。
これらは、スキャナーと光学認識ソフトウェアで作成したテクストを元に、校閲の作業を行なっている。最終的に利用出来るテクストの信頼性は、専ら校閲の正確さに拠っており、インターネットの「グ-テンベルグ・プロジェクト」を初めとする様々な電子テクストデータ集積に於いても、校閲の正確さにはまだまだ程度の差が認められる。この点から校閲にはできる限りの時間をかけたい。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] HIROSHI KUMAMOTO: "MISCELLANEOUS MANUSCRIPTS FROM THE PELLIOT COLLECTION" TOKYO UNIVERSITY LINGUISTICS PAPERS. 14(未定). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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