研究課題/領域番号 |
06620044
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
古矢 旬 北海道大学, 法学部, 教授 (90091488)
|
研究分担者 |
中野 勝郎 北海道大学, 法学部, 助教授 (70212090)
山口 二郎 北海道大学, 法学部, 教授 (70143352)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
|
キーワード | 政治改革 / 行政改革 / 大統領制 / 革新主義 / 政権交代 / 選挙 / ニューディール / ポピュリズム / アメリカ合衆国 / 政党再編 / アメリカ合衆国憲法 / 政党政治 |
研究概要 |
本研究は、アメリカの政治史における周期的な政治改革のパターンをあきらかに、あわせてそのような周期の原因を探るところにあった。その結果以下のような成果を得た。 第一に、この研究では、そのような周期的な政治改革の動向が、政治的経済的な現状に不満を抱く民衆レヴェルの運動から発生するケースの多いことが、明らかにされた。古矢は、アメリカ憲法の人民主権の原理が、そうした民衆の不満の昂進にともない再発見され、それが、政党や大統領制という恒常的な政治制度に衝撃を与える過程を主として明らかにした。 第二に、中野は、アメリカの歴史上の政治行政改革の、思想史的・イデオロギー的な一貫性と個別ケースごとの差異性とを、建国以来1990年代までの思想史的通観により明らかにした。 第三に、山口は、以上二つの制度的、イデオロギー的観点とを統合し、日本のケースにこれらを適用し、日米政治・行政改革の比較を試みた。 全体として、本研究は政治学とアメリカ史とにまたがる学際的方向を追求しつつ、二つの分野の専門家のいずれにも今後の研究の出発点を提供したといってよいと思われる。 むろん、この研究が当初の目的のすべてを達したわけではない。特により精細な日米の制度比較に欠けるところが少なくない。今後の研究でその後を追求するチャンスを生かしてゆきたい。
|