• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

職場管理図表の社会科学的考察-生産管理と職場組織-

研究課題

研究課題/領域番号 06630040
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 経済政策(含経済事情)
研究機関同志社大学

研究代表者

石田 光男  同志社大学, 文学部, 教授 (40121587)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード生産管理 / 技能形成 / 教育訓練 / 工数低減 / 生産システム / 能率管理
研究概要

1.研究実施計画との異同:調査対象予定企業の内、自動車ではダイハツ、家電では松下電産と松下電工ならびに三洋について調査を実施できなかった。結果として、自動車はトヨタとマツダ、家電はエプソンとダイキン工業、鉄鋼は新日鐵の5社の調査を実施した。なお、研究目的、調査の力点等については研究計画調書等の計画と同一である。
2.研究によって得られた新たな知見:(1)従来、労使関係研究は労働力取引の反対給付(賃金・昇進)の構造やそれらを決定する労使の話し合いの場の性格(労使協議・団体交渉制度)に研究が偏っていたが、本研究を通じて、労働給付それ自体の構造への接近方法が多少とも明確になった。それは工場の能率や品質の方針管理の仕組みの分析を機軸にして、方針管理→職場の業務計画→人的資源の配置、活用、育成が論理一貫して説きうるというものである。(2)こうした管理での今日の問題点は、自動機器を中心とする機械化の進展により、設備保全に要する要員の比重が増大する傾向にあるが、これを現行の能率管理が首尾よく処理できないという点にある。この問題に対してはラインの要員に対する一定比率を天井とするというやり方以上を追従できていない。(3)この方針管理の具体的内容は企業によって相違する。最も大きな違いは、管理を物理的指標を通じて行うか、マネタリーな指標に置き換えるかである。今次のリストラのプロセスの中で、マネタリーな指標に動く傾向が強まっている点が注目される。(4)他方今後の研究の展望とのかかわりでは、本研究により、(1)労働活用の柔軟性に関する国際比較の経営管理上の尺度が用意できた。(2)ホワイトカラーの生産性研究への確かな手掛かりがつかめた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] C.S.V.Ratnam,他: "Hunan Resources Management and Economic Development in Asia(執筆)Manageiul Control and Skill Formation in Japanese Auto Companies" The Japan Institute of Labour, 311tiv,(63-85) (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 中西洋,他: "個人と共同体の社会科学(執筆)内部労働市場の取引の構造" ミネルヴァ, 400 (1995予定

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi