研究課題/領域番号 |
06630092
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
塩次 喜代明 九州大学, 経済学部, 教授 (30154173)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1996年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 企業者行為 / 価値合理性 / 戦略的変革 / 創発性 / グローバル化 / 自己革新 / 企業の革新 / 企業者的行為 / 経営戦略 / リーダーシップ / 研究方法論 / 国際化 |
研究概要 |
先行研究のサーベイ、企業トップへの聴き取り調査をくり広げてきたが、その結果以下の知見を得ることができた。 1.トップのみならず企業のあらゆる階層での企業者的行為(主意主義的な革新志向的行為)から価値合理的な戦略行動が創発してくる. 2.価値合理性は、企業が戦略的変革や革新行動に迫られるとき、人々を導く意思決定の前提として機能している. 3.この価値合理性は、公式の意思決定プロセスにビルトインされている目的合理性としばしば矛盾を生じるので、行為者は価値の正当性を確立するために経営資源を動員しようとする. 4.このようなプロセスが、経営の自己革新プロセスであると考えられる。 経営に参加する人々による企業者的行為を通じ創発する価値合理性が、企業の環境適応能力をつくりだすものであり、日本企業は自発的な主意主義的行為を創発する能力を進化させてきている。
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