研究課題/領域番号 |
06640001
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
代数学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
三宅 敏恒 北海道大学, 理学部, 教授 (20025430)
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研究分担者 |
北川 浩二 北海道大学, 理学部, 助手 (70241297)
前田 芳孝 北海道大学, 理学部, 助教授 (60173720)
肥田 晴三 北海道大学, 理学部, 教授 (60111150)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 保型形式 / L関数 / p進Hecke環 |
研究概要 |
論文[1]において,三宅及び前田は半整数の重さを持つ保型形式のフーリエ展開の係数a(n)について,関係式a(n)a(m)^*X(n)=a(n)^*a(m)X(m)が成り立つことを示した。ここで^*は複素共役を示し,XはDirichletの指標である。これは整数の重さを持つ保型形式の場合のフーリエ係数の性質a(n)^*=a(n)X(n)と類似の性質である。論文[2]において肥田はCM体のanti-cyclotomic拡大の岩沢moduleの特性多項式の整除性を示した。さらに肥田は[3]においてある種の値を定義しそれを用いてstandardL関数およびそのRankin積のL関数のcriticalな点における値の代数性を示した。さらにあるmotiveに関する予想を仮定するとそれが周期とmotive的なL関数のcriticalな点における値との関係になっていることを示した。また[4],[5]はL関数とp進Hecke環に関する色々な基本的な結果を述べた。さらに[6]においては北川はelliptic cusp formの族に関するp進L関数に関する一般的な結果を得た。
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