研究課題/領域番号 |
06640079
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
代数学
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
渡辺 敬一 東海大学, 理学部, 教授 (10087083)
|
研究分担者 |
原 正雄 東海大学, 理学部, 講師 (10238165)
土屋 守正 東海大学, 理学部, 助教授 (00188583)
和泉澤 正隆 東海大学, 理学部, 教授 (50108445)
成嶋 弘 東海大学, 理学部, 教授 (90056200)
渡辺 純三 東海大学, 理学部, 教授 (40022727)
|
研究期間 (年度) |
1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
|
キーワード | F-rational ring / Frobenius map / rational singularity / tight closure / cohomology group / F-regular ring / blowing-up / Boutot's Theorem |
研究概要 |
標数p>0の環に対して定義されるFrobenius写像を用いて、標数0のrational singularity(有理特異点)に対応する概念として定義されるのが、F-rational ringである。この概念に関して本年度得られた結果は以下の通りである。 (1)目下、この概念に関する最も重要な問は、「標数0のrational singularityの標数p≫0へのreduction(還元)はF-rationalか?」だが、これに関して、2次元normal graded ringのときに、どの位大きなpをとれば十分かという事も含めて、ほぼ最終的な結論が得られた。 (2)3次元以上のnormal graded ring Rに関しても、対応する射影多様体Proj(R)がregularの時は、同様の結果が得られる見通しが得られた。 (3)「rational singularityのpure sulringもrational singularityである。」というBoutotの定理は大変重要で、F-rational ringに対しても同様の定理が予想されていたが、残念ながら反例が得られたようで、目下確認中である。
|