研究課題/領域番号 |
06640124
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
幾何学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
向井 純夫 信州大学, 教養部, 教授 (50029675)
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研究分担者 |
西川 耿 信州大学, 教養部, 教授 (30021223)
二宮 晏 信州大学, 教養部, 教授 (40092887)
阿部 孝順 信州大学, 教養部, 教授 (30021231)
可知 偉行 信州大学, 理学部, 助教授 (50020657)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | Todaの積 / Whitehead 積 / Jame homotopy切除定理 / Adams map / suspension-order / 射影空間のホモトピー群 |
研究概要 |
以下に述べるように、本研究の目的は基本的に達成されたと考える。 研究の目的は、(準)射影空間の準安定並びに安定ホモトピー群を決定することであった。複素射影空間CP^<^>{n}の安定ホモトピー群π^<^>{S}_-{k}(CP^<^>{n})については、20 k 23のとき、決定した。この結果は、現在、岡山大学数学雑誌に投稿中であり、受理されることを確信している。 次に、M^<^>{n}=Σ^<^>{n-2}RP^<^>{2}をMoore空間とする。M^<^>{12}からM^<^>{5}への非安定なAdams mapの存在については、岡七郎が証明したが、この別証明を与えた。相対ホモトピー群におけるTodaの積を使用した点に独創性があると考える。 この結果は、チューリッヒで開催された国際数学者会議で、Poster Sessionで公開した。その後、長崎大学でのホモトピー論シンポジュームで講演した。 研究分担者の阿部は、本研究課題を微分位相幾何学的、微分幾何学的観点から研究を進め、多様体上の可微分ベクトル場のなすリー環を含む括弧積をもつalgebraに対するuniversal mapping propertyをもつalgebraを構成し、ベクトル束が積分可能となる条件などを求めることに成功した。二宮は、群の表現論的側面から研究し、素数pを標数にもつ体k上の群多元環の根基のベキ零指数を決定した。 可知は、H-空間の積の可換性を研究し、論文成果につながる口頭での発表を行った。西川は、Hoph代数の研究を進めたが、成果をうるには至らなかったが、今後の進展が期待される。
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