• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

モジュライ空間の幾何学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06640129
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 幾何学
研究機関三重大学

研究代表者

新田 貴士  三重大学, 教育学部, 助教授 (20202244)

研究分担者 黒川 都史子  三重大学, 教育学部, 教授 (80024446)
蟹江 幸博  三重大学, 教育学部, 教授 (10093121)
石谷 寛  三重大学, 教育学部, 教授 (80030790)
脇本 實  三重大学, 教育学部, 教授 (00028218)
辻 正司  三重大学, 教育学部, 教授 (20024482)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードヤン・ミル接続 / 四元数ケーラー多様体 / モジュライ / anti-self-dual接続 / コホモロジー / インスタントン / ディラック作用素 / ツィスター
研究概要

四元数ケーラー多様体上のベクトル束には4次元リーマン多様体のanti-self-dual接続にあたるある種のヤン・ミル接続が考えられる。そこでそれらのモジュライ空間につきこの一年で次の三つの結果を得た。まず4n次元の四元数ケーラー多様体上には4次元リーマン多様体のディラック作用素ツィスター作用素の一般化された2つの作用素があるが、それらの間に成り立つ3つの関係式を得た。1つはその2つの作用素の間の交換関係にあたるもので残りの2つはそれらの作用素と四元数ケーラー多様体特有の2-formとの交換関係である。それら3つの交換関係を用いると2つの作用素のコホモロジーについて消減定理を示せた。また これらのコホモロジーはツィスター空間のドルボーコホモロジーに1対1に対応していることが知られているので それらについての消滅定理も得られた。次に複素グラスマン多様体G^2(D^<n+2>)は四元数ケーラー多様体の例だが、その上のヤン・ミル接続のモジュライの形を得ていたが更にくわしくその境界を調べた。境界はDP^l(l=(n+1)(n+2)/2-1)だが、ちょうど その実形IRP^lで低いグラスマン多様体への曲率の集中がおきそこで接続がbubbling-offする。それらの状況はHIP^nにつき以前調べたのと良く似て四元数ケーラー部分多様体で曲率の集中がみられた。最後にHIP^n上の1-instemtonのモジュライ空間は球になる事が知られているが、その中心でのリーマン計量を調べると計量の意味で接空間はIR^p(+)HI^gと直和分解されることを示した。 以上の研究は3つの論文(投稿中)にまとめられ2つの国際学会で発表された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Claude Le Brun: "Self dual manifolds with positive Ricci unwature" Max-Plark-Institut preprint series. 126. 1-17 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi