研究課題/領域番号 |
06640212
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解析学
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
渡辺 ヒサ子 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (70017193)
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研究分担者 |
吉田 裕亮 お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (10220667)
笠原 勇二 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (60108975)
竹尾 富貴子 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (40109228)
澤島 侑子 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (50017175)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | フラクタル / 2重層ポテンシャル / ヘルダー連続 / Besov空間 / Whitney分解 / コッホ曲線 / 非接アプローチ / ノイマン問題 |
研究概要 |
Dはd次元ユークリッド空間(d>1)の有界領域で境界は次の意味でフラクタルとする。B(z,r)をzを中心とし半径rの球とするとき、境界上の正ラドン測度μと正数βが存在して、境界上の各点zと正数rに対しbr^β≦μ(B(z,r)⌒∂D)≦cr^βを満たすとする。ただし、βはd-1≦β<dを満たし、b,cは定数とする。このような領域Dで以下の結果が得られ、それを1994年8月にチェコ共和国で行われたポテンシャル論国際会議で発表した。1.αはβ-d+1<α<1を満たす時、α-ヘルダー連続な境界関数fをWhitney分解を使って、境界以外のところではなめらかに拡張し、それを使って、なめらかな境界に対する2重層ポテンシャルと同様の性質を持つΦfが定義できる。2.さらに、境界の各点でDの内外に非接アプローチ領域がとれる場合には、μに関する境界上のBesov空間に属する関数fに対しても、同様の性質を持つΦfが定義できる。
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