研究分担者 |
河添 健 慶應義塾大学, 理工学部, 専任講師 (90152959)
石井 一平 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (90051929)
石川 史郎 慶應義塾大学, 理工学部, 助教授 (10051913)
前田 吉昭 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (40101076)
塩川 宇賢 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (00015835)
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研究概要 |
1.積分表示式を利用する事により、二変数Bessel関数に関し、巾級数開,モノドロミ-行列,不確定特異点における漸近展開,ストークス係数等の大域的性質を明らかにした。(下村) 2.立法体内でのビリヤードの軌跡に関するRauzyの予想が解決された。(塩川) 3.ポアソン多様体上において,微分可能関数環にパラメーターを添加した形式巾級数環を考え,その中に非可換積を構成した。そらに無限次元ILH Lie環のユニーバーサルエンベロップ代数に対応するものを構成した。(前田) 4.2-スリット実験の数値解析を実行し,粒子の軌跡の図を描いた。得られた図は量子力学におけるものであるにもかかわらず,古典力学の軌跡の概念に近いものであることが興味深い。(石川) 5トーラス上の正値フーリエ級数をもつ局所L^2関数はL^2関数になるが,実数直数上の正値フーリエ変換をもつ局所L^2関数に対してはこのような事はいえない。そのような例を構成し,L^2関数になるための十分条件を求めた。(河添) 今後上記の成果の様々な応用,発展が期待される。
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